静岡県医師会長 加陽直実
- 静岡県医師会長の加陽直実です。
- 静岡県医師会のホームページをご覧いただいた皆様にご挨拶申し上げます。
- 静岡県医師会は、約4800名の開業医及び勤務医で構成されており、地域の健康と福祉に貢献することを使命としております。
- 医師会は、「郡市医師会」「都道府県医師会」「日本医師会」の三層構成となっており、それぞれの医師会が役割を分担して地域の医療体制を確保し、現場で働く医師をサポートしています。
- ここで医師会の業務について述べておきたいとと思います。
- まず一つは、行政との連携です。 地域に密着した医療、介護、福祉事業を行うにあたり、医師会は特に重要なパイプラインとなっております。日頃より、学校医・予防接種・住民健診などを行い、地域を支えています。また、救急医療などの医療提供体制の確保やJMAT活動などの災害医療にも取り組んでいます。 今後も静岡県医師会は行政とさらに協力し、医療提供体制の拡充にも力を入れて参ります。
- 次に大きな役割として、未来を担う医師たちの生涯教育があります。若い医師の皆さんは、ご存じのとおり、令和5年度から日本医師会は医学部卒後5年目までの医師会費を無料としました。他にも、若手医師の各種専門医研修会への支援や、医師賠償責任保険料の低コスト化があります。また、日本医師会では、令和6年10月から「MAMIS」(Medical Association Member Information System)という、全国の医師会の会員情報管理システムを導入し、入退会・異動等の手続きのWEB化を開始しました。来年4月には、研修管理機能を追加する予定で、「MAMIS」上から、日本医師会の各種研修制度(生涯教育制度、かかりつけ医機能研修制度、認定産業医制度、認定健康スポーツ医制度及び専門医共通講習等)にかかる取得単位の管理、認定医の各種申請等が可能になります。
- 私たち静岡県医師会では、重点事業に「医師確保対策の推進及び医師のキャリア支援体制の充実」を掲げ、研修医、若手医師等に対する支援に取り組んでおります。医師会主催の研修会は、所属施設によらず他施設の医師とも顔の見える関係づくりができることや、さまざまな専門職種・行政関係者と知り合う機会も得られることなどが特徴となっています。今後も魅力ある事業を一層充実させてまいりますので、これからの医療を支えていく若手医師の皆様には医師会に触れていただき、仲間となっていただきたいと思います。その他、会員へのサービスを行う関係団体として、医師信用組合や医師協同組合、医師国民健康保険組合があります。これらと連携し、日常の業務はもちろん、開業する際にもお手伝いできることがあると思います。是非、静岡県医師会のホームページをご覧いただければと思います。
- 最後に、静岡県医師会は、県民の皆様が国民皆保険のもと、安心・安全な医療を受けられるよう、さらなる取り組みと信頼を築いてまいりますことをお約束し、今後とも皆様のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。